公務員宿舎の原状回復費用

公務員宿舎の原状回復費用

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公務員宿舎を退去するときは、原状回復をめぐるトラブルが少なくありません。

 

 

公務員宿舎の原状回復費用は、すべて借り手が払わなければならないからです。

 

 

公務員宿舎は、家賃が安い、敷金礼金がないから恵まれているなどとメリットはありますが、建物や設備が古い宿舎も多いです。

 

 

 

公務員宿舎の原状回復の内容と費用はいくら?

 

 

公務員宿舎の原状回復は、部屋をきれいにして退去することです。

 

 

賃貸住宅のように、必ずしも入居した時と同じ状況にするわけではありません。入居時にすでに畳が波打っていた、子どもの落書きがあった、壁にシミがついていたなんてこともあります。

 

 

すでに傷んでいる、汚れているような箇所もきれいにして退去する必要もあるからです。「納得がいかない!」と思うこともありますが、汚れがなくても入居年数が長ければ有無をいわせず全部張替えなんてことにもなる可能性もあります。

 

 

 

公務員宿舎の原状回復工事の内容

 

 

公務員宿舎は、家賃が安いです。50平米〜60平米の広さで月額3万円位

 

 

しかし、築年数が経っているものが多く、決して交通の便がいいところばかりではありません。湿気でじめじめしている、カビが何度も生えるなど快適とはいいがたい宿舎もあります。

 

 

室内も古い設備です。新しい住宅では見ることがなくなった襖(ふすま)があることも多いです。襖は子どもがいると破いてしまうこともあるので、骨組みを修正する、下張りから張り替える作業が必要なこともあります。

 

 

塗装でいうと、部屋の壁のタバコのヤニ汚れ、水漏れによるシミ、結露によるカビ、台所の油じみ、玄関扉の塗装の剥がれなどがあります。プリント合板やべニア板の張替えでは、トイレの扉、押し入れ内部、フローリングの修繕などが挙げられます。

 

 

その他にもクッションフロアの張替え、洗面台の排水管の工事、給湯器の撤去・処分、不用品の処分、玄関のカギの交換などの費用がかかります。

 

 

 

公務員宿舎の原状回復費用はいくら?

 

 

民間の賃貸住宅を退去して原状回復を行う場合は、原状回復の費用は借り手が支払う分とオーナー(大家さん)が支払う分にわかれています。

 

 

借り手が支払う分は敷金といって、入居時に家賃2ケ月分などを支払っていると思います。その敷金から原状回復義務の生じた修理費用がまかなわれたりしますよね。残金があれば入居者の手元にもどってきます。

 

 

しかし、公務員宿舎には敷金がありません。

 

 

公務員宿舎の部屋の広さや使い方にもよりますが、原状回復費用は20万円〜40万円はかかることが多いです。

 

 

内容は畳のすべて張替え、壁もキズがあればすべて張替え、床にキズがあればすべて張替え、クリーニングになります。

 

 

公務員宿舎が新しいほどお金がかかります。たとえば、壁がコンクリートなら色を塗るだけでいいので3DKを全部塗り替えても1万円ほどですが、壁紙になると3DKすべて張り替えるのに20万円くらいかかることもあるのです。

 

 

 

そもそも公務員宿舎ってなに?

 

 

公務員宿舎は、国や地方自治体が建てた公務員のための住宅です。公務員宿舎を運営しているのは多くが官営ですが、民営も一部にはあります。自治体が運営しているものは地方公務員用の住宅で、国が運営しているものは国家公務員の住宅です。

 

 

大きくわけて3種類あります。

 

 

●合同宿舎

 

財務省が管理している公務員宿舎です。集中化や高層化が進んでいるので、1棟に100戸を超えるマンションもあります。

 

 

●省庁別宿舎

 

各省庁が管轄している公務員宿舎です。東京23区外の郊外や地方合同庁舎がある地方都市に設置されることが多いです。合同庁舎のように大規模なものはなく、小〜中規模なマンションタイプが多いです。

 

 

●自衛隊

 

自衛官は、訓令で居住場所が定められています。駐屯地や基地内の営舎で生活しています。既婚者や一定の条件を満たした場合は、自衛官向けの官舎で生活できるのです。地域によっては空きがないので民間アパートで家賃補助を受けて生活することもあります。

 

 

 

公務員宿舎には自治会がある!

 

 

一戸建てに住んでいる方にとって、自治会はあたりまえのシステムかもしれません。しかし、民間の賃貸住宅であるとそのシステムを知らない方が多いです。公務員宿舎の家賃は、給与天引きであるのに自治会費は別途回収です。

 

 

会計当番、自治会長などの役員、早朝の清掃、草刈り、ドブ掃除、ゴミ出し当番、雪かき、避難訓練、イベントなど様々な当番がまわってきます。こういう当番やイベントがわずらわしい人や苦手な人には、苦痛になるかもしれません。

 

 

 

まとめ

 

 

公務員宿舎の原状回復費用は、すべて借り手が払わなければなりません。公務員宿舎の入居時にすでに汚れている、傷んでいても、退去時にはきれいに原状回復をする必要がある場合もあります。

 

 

公務員宿舎は家賃が安く、敷金や礼金が無い点では恵まれておりますが、原状回復費用は20万円〜40万円はかかります。公務員宿舎には、自治会の様々な当番がまわってくることになります。